ティローッタマー
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ティローッタマー( 梵: तिलोत्तमा, Tilōttamā)は、インド神話に登場するアプサラスである。三界を征服したアスラ族の2人の兄弟、スンダとウパスンダを破滅させるために天界の工匠神ヴィシュヴァカルマンによって創造された。
ティローッタマーとスンダ・ウパスンダの物語は、インドラ神の身体に千眼が生まれ、シヴァ神が四面になった由来譚を含んでいるほか[1]、叙事詩『マハーバーラタ』ではパーンダヴァ5兄弟に対する教訓譚となっている。『ヴィシュヌ・プラーナ』(2・8)によると、ティローッタマーは太陽神スーリヤの馬車に同乗する12のアプサラスの1人とされている[2]。