トロフィー (兵器)
イスラエルで開発されたアクティブ防護システム / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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トロフィーは、イスラエルで開発されたアクティブ防護システム(APS)の一種である。装甲戦闘車両の装甲防護能力を増強することを目的に開発された。別名をASPRO-Aともいう。イスラエル国防軍での制式呼称は「מעיל רוח」であり、「ウィンドブレーカー」の意となる。飛来したミサイルやロケットを散弾銃に似た弾幕で迎撃、破壊する。トロフィーは、10年にわたる共同開発計画によって作り出された。提携した企業はラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ社と、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズの一員であるエルタ・システムズである。
2009年8月、一連のテストの後に、イスラエル国防軍の地上軍司令官はトロフィーが運用可能であると発表した [1]。この兵器は2010年までに、イスラエル機甲科(英語版)の全旅団に配備されている戦車へ装備されることが予定された [2]。
2011年3月1日、トロフィーはニール・オズの付近において、ガザ地区からメルカバ Mk.4戦車の方に向けて発射された対戦車ミサイルを破壊することに成功した[3]。
2012年にイスラエル軍第401機甲旅団のメルカバMk.4がすべてトロフィー装備のメルカバMk.4Mに改修され、2014年には第7機甲旅団、2021年には第188機甲旅団の全車がメルカバMk.4Mとなった。