ハイドロフォン
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ハイドロフォン (英語: hydrophone、古代ギリシア語: ὕδωρ = 水[1]、φωνή = 音) は水中の音を聴くもしくは記録するために水中で使用されるマイクロフォン。ほとんどのものは圧力変化にさらされた際に電気を発生する圧電型トランスデューサを基にして作られている。音は圧力波であるため、このような圧電材料・トランスデューサは音響信号を電気信号に変換することができる。プロジェクタとして機能するトランスデューサもあるが、全てのものがこの機能を備えているわけではなく、そのような方法で使うと一部が壊れてしまうおそれがある。
ハイドロフォンは空気中の音も「聴く」ことができるが、空気より密度の高い流体である水に対して良い音響インピーダンスを持つように設計されているので、感度は良くない。マイクロフォンを地面に埋めたり、防水容器に入れて水に浸したりしたとき、音響インピーダンスの整合が悪く、性能が低下するのと同じことである。