ハンバー川
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ハンバー川 (ハンバーがわ、英語: River Humber[1])または単にハンバー (英語: Humber [ˈhʌmbər])は、イギリス・イングランド北部の東海岸にある三角江。感潮河川のウーズ川(英語版)とトレント川が合流するトレント・フォールズ(英語版)という地点から始まり、北海へ注いでいる。北岸はイースト・ライディング・オブ・ヨークシャー、南岸はリンカンシャーという2つのカウンティの境界を成している。
北側ではマーケット・ウェイトン運河(英語版)と接続し、南側ではアンクホルム川(英語版)が流入している。より下流では、北岸のキングストン・アポン・ハル(ここでハル川(英語版)が流入する)と南岸のバートン=アポン=ハンバー(英語版)の間に、建設当時世界一の長さを誇ったハンバー橋(英語版)がかかっている。最終的には、北岸から延びる砂州スパーンヘッド(英語版)の先端と南のクリーソープス(英語版)の間を通って北海に至る。
ハンバー川内の主な港としてはハル港(英語版)、グリムズビー港(英語版)、インミンガム港(英語版)、より小規模なものではニューホランド(英語版)やノース・キリングホルム・ヘイヴン(英語版)が挙げられる。水深が深く、喫水が最も深い部類の船舶でも航行可能である。小河川や運河を用いれば小船でかなり広い範囲の内陸部まで到達することができるが、その領域はテムズ川と比べれば4分の1程度である[2]。