使役動物
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使役動物(しえきどうぶつ、英: working animal)は、人が使役する、つまり働かせる動物である。
使役動物の歴史は農耕よりも古い可能性がある。なぜなら農耕開始以前の狩猟採集社会ですでに犬が利用されていた可能性があるからである。
世界中で数多くの動物が飼い主のために働いている。
使役動物は通常は家畜であるが、野生動物を捕獲して利用することもある。家畜の使役動物、特に馬や犬などでは、特定の目的に適するように品種改良が行われることがある。象やイルカ[注釈 1]などは今でも野生のものを捕獲して利用することがある(飼育下の繁殖率が高くないためである)。
材木輸送に用いられる象のように半家畜化された動物であることもあれば、盲導犬のように家族同然の動物であることもある。
特に使役に使うイヌは使役犬という。