書斎のミネルヴァ (ライデン・コレクション)
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『書斎のミネルヴァ』(しょさいのミネルヴァ、蘭: Minerva in haar studeervertrek, 英: Minerva in Her Study)あるいは単に『ミネルヴァ』(蘭: Minerva)は、オランダ黄金時代の巨匠レンブラント・ファン・レインが1635年に制作した絵画である。油彩。主題はギリシア神話の戦いと知恵の女神アテナ(ローマ神話のミネルヴァ)から取られている。長い間個人のコレクションに所有され、展覧会でも紹介される機会が少なかったため、専門家からあまり注目されてこなかった作品である。18世紀以降、スコットランドの貴族サマーヴィル家(英語版)によって所有されたことが知られ、1988年から2001年にかけて東京都中央区のブリヂストン美術館の展示作品の一部を形成していた。現在はオランダ黄金時代の絵画の世界最大の個人コレクションの1つとして知られるニューヨークのライデン・コレクション(The Leiden Collection)に所蔵されている[1][2]。また1631年のバージョンがベルリンの絵画館に[1][3]、1652年の水彩画バージョンが個人コレクションに所蔵されている[4]。