東大寺
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東大寺(とうだいじ、英: Todaiji Temple[1])は、奈良県奈良市雑司町にある、華厳宗大本山である日本の仏教寺院。山号はなし。本尊は奈良大仏として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)。開山(初代別当)は良弁である[注 1]。
東大寺 | |
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大仏殿(金堂) | |
所在地 | 奈良県奈良市雑司町406-1 |
位置 | 北緯34度41分20.3秒 東経135度50分23.4秒 |
山号 | なし |
宗派 | 華厳宗 |
寺格 | 大本山 |
本尊 | 盧舎那仏(奈良大仏、国宝) |
創建年 | 8世紀前半 |
開山 | 良弁 |
開基 | 聖武天皇 |
別称 | 金光明四天王護国之寺 |
札所等 |
法然上人二十五霊跡第11番(指図堂) 大和北部八十八ヶ所霊場第12番(真言院) 南都七大寺第1番 神仏霊場巡拝の道第14番(奈良第1番) |
文化財 |
金堂(大仏殿)、南大門、盧舎那仏ほか(国宝) 中門、念仏堂、大湯屋、石造獅子ほか(重要文化財) |
公式サイト | 華厳宗大本山 東大寺公式ホームページ |
法人番号 | 8150005000295 |
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正式には金光明四天王護国之寺(こんこうみょうしてんのうごこくのてら[注 2])ともいい、奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。現在の別当(第224世)は橋村公英[2]。
奈良時代には中心堂宇の大仏殿(金堂)のほか、東西2つの七重塔(推定高さ約70メートル以上)を含む大伽藍が整備されたが、中世以降、2度の兵火で多くの建物を焼失した。現存する大仏は、度々修復を受けており、台座(蓮華座)などの一部に当初の部分を残すのみであり、また現存する大仏殿は江戸時代中期の宝永6年(1709年)に規模を縮小して再建されたものである。「大仏さん」の寺として、古代から現代に至るまで広い信仰を集め、日本の文化に多大な影響を与えてきた寺院であり、聖武天皇が当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の中心をなす「総国分寺」と位置付けされた。
聖武天皇による東大寺大仏造立後に、国内では鎌倉大仏(現存)、雲居寺大仏(現存せず)、東福寺大仏(現存せず)、方広寺の京の大仏(現存せず)などの大仏も造立され、先発した東大寺大仏・大仏殿の造形、建築意匠・構造は、それらの大仏・大仏殿に対し多かれ少なかれ影響を与えた。ただし江戸時代の東大寺大仏殿再建の際には、上記とは逆に、同時代に京都に存在していた方広寺大仏殿を手本として、東大寺大仏殿の設計がなされた[3](後述)。
江戸時代には上記のうち、東大寺大仏(像高約14.7m)、鎌倉大仏(像高約11.39m)、京の大仏(像高約19m)の三尊が、日本三大仏と称されていた[4]。