聖ヨセフと幼子イエス (エル・グレコ、サンタ・クルス美術館)
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『聖ヨセフと幼子イエス』(せいヨセフとおさなごイエス、西: San José con el Niño Jesús、英: Saint Joseph and the Christ Child)は、クレタ島出身のマニエリスム期スペインの巨匠エル・グレコが晩年の1600年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。16世紀半ば以降主題として取り上げられるようになった「聖ヨセフと幼子イエス・キリスト」が描かれており[1][2][3]、エル・グレコはこの図像の創始者の1人に数えられる。本作はトレドのサン・ホセ礼拝堂(スペイン語版)のためにエル・グレコが制作した同主題作の約3分の1のサイズであるが、構図と色彩はほぼ同じである[1]。現在、トレドのサンタ・クルス美術館(英語版)に所蔵されている[1][2][3]。