MKSA単位系
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MKSA単位系(エムケーエスエーたんいけい、MKSA system (of units))は、メートル (metre = M)・キログラム (kilogram = K)・秒 (second = S)・アンペア (ampere = A) の4つの単位を基本単位とする、一貫性のある単位系である。
言い換えれば、MKS単位系に4つめの基本単位としてアンペアを追加した単位系である。MKSは力学のみを扱えるが、電流の単位アンペアを追加することで、電磁気学を扱うことができる。
現在広く使われている国際単位系 (SI) は、MKSA単位系にさらに3つの基本単位(ケルビン、モル、カンデラ)を追加して拡張した単位系であり、MKSA単位系の単位は基本的にSIの単位でもある。つまり大まかに言えば、MKS ⊂ MKSA ⊂ SI である。
第4の基本単位としてクーロンを使うMKSC単位系(電荷の量記号 q からMKSQ単位系とも)、オームを使うMKSΩ単位系もあったが、単位としてはまったく同じものであり、定義のしかたが異なるだけである。また提唱者からジョルジ単位系 (Giorgi system) とも呼ぶが、これは基本単位に何を選ぶかを問題としない。