可換およびホモロジー代数において、深さ、深度 (depth) は環と加群の重要な不変量である。深さはより一般に定義できるが、考察される最も一般的なケースは可換ネーター局所環上の加群のケースである。この場合、加群の深さはAuslander-Buchsbaum の公式(英語版)によってその射影次元と関係する。深さのより初等的な性質は不等式
![{\displaystyle \mathrm {depth} (M)\leq \dim(M),}](//wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/db8999b3cfab48d1783ab1ee606640b7f3d23f6f)
である、ただし dim M は加群 M のクルル次元を表す。深さはよい性質をもつ環と加群のクラスを定義するのに使われる。例えばコーエン-マコーレー環と加群で、これは等号が成り立つ。