オオメコビトザメ
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オオメコビトザメ Squaliolus laticaudus はヨロイザメ科のサメの一種。世界各地に分布する。記録されている最大体長は28cmで、現生するサメの中で最も小さい種の一つである。体は細く、大きく円錐形の吻や、長いが立っていない第二背鰭、ほぼ上下対称の尾びれが特徴。第一背鰭に棘があり、第二背鰭に無いサメは、本種と同属のツラナガコビトザメだけである。体色は濃い茶色から黒色で、腹部には無数の発光器をもつ。
概要 オオメコビトザメ, 保全状況評価 ...
オオメコビトザメ | |||||||||||||||||||||
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オオメコビトザメ Squaliolus laticaudus | |||||||||||||||||||||
保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Squaliolus laticaudus Smith & Radcliffe, 1912 | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
Squaliolus sarmenti Noronha, 1926 | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Spined pygmy shark | |||||||||||||||||||||
生息が確認されている海域 |
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通常栄養豊かな大陸棚の海に生息し、小型の硬骨魚やイカを捕食する。日中は水深500mほどに位置し、夜間は餌を求めて水深200mほどの浅海に移動する(これは深海魚に広く見られる行動で、日周鉛直移動(英語版)と呼ばれる)。繁殖形態は卵胎生で、メスは4匹の稚魚を一度に出産する。経済的価値はない。IUCNは保全状態について、漁業による脅威は小さく、広い分布域を維持しているとして軽度懸念と評価している。