オーギュスタ・オルメス
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オーギュスタ・オルメス(オギュスタ・オルメス、Augusta Mary Anne Holmès, 1847年12月18日 - 1903年1月28日)はアイルランド系のフランスの女性作曲家。熱烈なワグネリアンだったことや、女性が職業芸術家になることがはしたないとされた当時の風潮から、当初はヘルマン・ゼンタという偽名で作品を発表した。主に舞台音楽や声楽曲の作曲家であり、自作の歌曲やオラトリオ、合唱交響曲やオペラに、ワーグナーよろしく手ずから台本を執筆した。現在では忘れられた作曲家の一人であるが、ドビュッシーは音楽評論においてオルメスの訃報をとりあげ、その作品を「健康な音楽である」と評している。またエセル・スマイスは、最晩年のオルメスに表敬訪問を行なっている。