キューピッド (クラナッハの絵画)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『キューピッド』(独: Amor、英: Cupid)は、ドイツ・ルネサンス期の画家ルーカス・クラナッハ (父) が1515年ごろ[1]、または1530年ごろに[2]菩提樹板の上に油彩で制作した絵画である。画家は「ヴィーナスとキューピッド」を題材とした、少しずつ異なるヴァリエーションを繰り返し描いた[1]が、本作も元来はそうした作品の1つであったものの断片で、ギリシア神話の愛の神キューピッドを表している[1]。作品は1663年にアンブラス城のコレクションに記録されており[2]、現在はウィーンの美術史美術館に所蔵されている[1][2]。