コオロギ
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コオロギ(蟋蟀、蛬、蛩、蛼)は、昆虫綱バッタ目(直翅目)キリギリス亜目(剣弁亜目)コオロギ上科またはコオロギ科またはコオロギ亜科に属する昆虫の総称であり、人によって「コオロギ」の概念は異なる[1][2][3]。別名には「しっそつ」「しっしつ」「しっしゅつ」がある[3]。日本ではコオロギ科のうちコオロギ亜科に属するエンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、ツヅレサセコオロギなどが代表的な種類として挙げられる[2][3]。
概要 コオロギ上科 Grylloidea, 分類 ...
コオロギ上科 Grylloidea | ||||||||||||||||||
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エンマコオロギ Teleogryllus emma | ||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Grylloidea Laicharding, 1781 | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
コオロギ | ||||||||||||||||||
科 | ||||||||||||||||||
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コオロギは鳴く虫として知られ、コオロギを飼ってその鳴き声を楽しむ文化は世界各地で見られる[4][5]。日本では奈良時代から和歌に詠まれたり、江戸時代には虫を売ることを生業とする「虫屋」や「虫問屋」が存在していた[4][5]。
食用として、中国南部や東南アジアでは昔から日常的に食べられ、日本でも一部地域で常食されていた記録がある[6][7][8][9]。2013年に国連食糧農業機関(FAO)は、将来の食糧問題の解決策の1つとして、昆虫類の活用を提案する報告書を発表し、世界的に研究、商品化に向けての取り組みが進んでいる[10][11][12]。