サイレント津波
ウィキペディア フリーな encyclopedia
サイレント津波(サイレントツナミ、Silent Tsunami)は、人類にとっての日々慢性的な脅威である貧困、飢餓、食料価格の高騰(こうとう)、高い死亡率、後天性免疫不全症候群(AIDS)、マラリア、紛争等を意味する。21世紀初頭、ミレニアム開発目標(MDGs)のジェフリー・デヴィッド・サックス委員長が定義した言葉である[1]。
ジェフリー・デヴィッド・サックス委員長による英語「Silent Tsunami」(サイレント・ツナミ)を「サイレント津波」と訳しているのは、日本国外務省の外交官薮中三十二[2]、行政独立法人国際協力機構(JICA)理事長緒方貞子[3][4]らである。国際連合世界食糧計画(WFP)日本事務所は「静かな津波」と訳している[5]。他、「静かなる津波」[6]「沈黙の津波」[7]等に訳出されている。