サワーキャベツ
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サワーキャベツ (英語: Whole sour cabbage、セルビア・クロアチア語: Kiseli kupus u glavicama、「(発酵して) 酸味のあるキャベツの塊」の意)[1]はルーマニアやハンガリーの他、ボスニア、クロアチア、セルビア、マケドニア、ブルガリアといったバルカン半島諸国の料理で一般的な、キャベツを発酵させた保存食である。ドイツのザワークラウトに似ているが、ザワークラウトはキャベツを繊切りにしたり千切ったものを乳酸発酵させるのに対し、サワーキャベツはキャベツを丸のまま、しかも数週間にわたって発酵させる点が異なる。特徴的な酸味は乳酸発酵により生じた乳酸によるもので、酢を使ったり煮たりすることもない。通常は各家庭の食糧庫で、大きな樽にキャベツを丸ごと入れ、塩水と海塩で漬けて作られる[2]。