シガトキシン
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この項目では、シガテラ食中毒の原因物質について説明しています。赤痢菌の生成毒素(志賀毒素)については「ベロ毒素」をご覧ください。 |
シガトキシン (ciguatoxin) はシガテラ食中毒の原因物質のひとつ。非常に強い神経毒。ある種の藻類(有毒渦鞭毛藻)がつくり、魚類に蓄積される[5]。ポリケチド経路によって生合成され、中員環を含む多数のエーテル環が連結した特異な構造を持つ。シガトキシン (CTX) には数多くの類縁体が存在するが、一般的にシガトキシンとはCTX1Bを指す。
概要 Ciguatoxin 1B, 識別情報 ...
Ciguatoxin 1B | |
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別称 Ciguatoxin, ciguatoxin 1 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 11050-21-8 |
PubChem | 5311333 |
日化辞番号 | J1.866.175F |
特性 | |
化学式 | C60H86O19 |
モル質量 | 1111.31 g mol−1 |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 11 mg/kg(ラット、静注) 530 mg/kg(マウス、経口) 250 ng/kg(マウス、腹腔) |
出典 | |
LD50; ラット (i.v.),[1] マウス (p.o.,[2] i.p.[3]) [4] | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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