ジョー・バイデンの選挙戦歴
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第46代アメリカ合衆国大統領のジョー・バイデンの選挙戦歴は1970年より始まった[1]。バイデンは第47代副大統領(2009年-2017年)、デラウェア州選出連邦上院議員(1973年-2009年)も務めた。就任時点および在任時の年齢が歴代最年長の大統領であり、またジョン・F・ケネディに次ぐ2人目のカトリック系大統領(英語版)、初のデラウェア州出身の大統領である。
民主党員のバイデンは1970年にニューキャッスル郡議会議員に当選し、1972年に29歳でデラウェア州選出の連邦上院議員に当選(英語版)し、アメリカ史上6番目に若い連邦議員(英語版)となった。その後バイデンは上院議員に6回再選され、4番目に高齢の上院議員(英語版)となった。バイデンは1988年(英語版)と2008年(英語版)に民主党大統領候補を目指したが落選した。
2009年1月にバイデンは上院議員を辞職し、2008年大統領選挙に共に勝利したバラク・オバマのもとで副大統領を務めることとなった。2人は2012年に再選され、2期目を迎えた。
2019年4月25日にバイデンは2020年大統領選挙への立候補を表明した[2]。民主党予備選挙には合計29人が立候補を表明し、1972年以来のアメリカの政党としては最大数となったが[3]、時間の経過と共にバイデンとバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)に候補者が絞られた[4]。最終的にサンダースが選挙戦から撤退したことで2020年4月にバイデンが民主党の指名候補者となった[5]。バイデンは2020年6月に指名獲得に必要な代議員数を獲得した[6]。本選挙では選挙人306票を獲得し、232票の現職大統領のドナルド・トランプを破って当選した。バイデンへの一般票はアメリカ合衆国大統領選挙で候補者に投じられた票(英語版)としては史上最多となる8100万票以上に及んだ[7]。