チェルノーゼム
肥沃な土壌 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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黒土(こくど、くろつち、英語: Black soil、ドイツ語: Schwarzerde、ウクライナ語: Чорно́зем、ロシア語: чернозём)は東ヨーロッパ、北アメリカ、中国東北部など世界の各地にあり、非常に肥沃な黒色の土壌(成帯土壌)で、農業に適している。
特にウクライナからシベリア南部にかけてのポントス・カスピ海草原に分布する黒土がチェルノゼム(ロシア語: чернозём, tr. chernozem; IPA: [tɕɪrnɐˈzʲɵm])と呼ばれ[注 1]、小麦の栽培地として有名で、他の地域の黒土も地質学者によりそう呼ばれるようになった。"черно"(チェルノ)と"зём"(ゼム)は、それぞれロシア語で「黒い」を意味する語と「地、土地」などを意味する語に由来する。また、その肥沃さから、「土の皇帝」とも呼ばれる。