デュワーベンゼン (Dewar benzene) とは、ベンゼンの立体異性体、ビシクロ[2.2.0]ヘキサ-2,5-ジエンの呼称。2個のシクロブテン環が縮合した二環性の構造である。1867年、イギリスの科学者ジェイムズ・デュワーによりベンゼンの構造として提唱された経緯からその名がある[1]。その後ベンゼンの実際の構造はアウグスト・ケクレが提唱したケクレ構造であることが確かめられて現在にいたるが、デュワーベンゼンの構造も合成化学により作ることができる。
概要 デュワーベンゼン, 特性 ...
デュワーベンゼン |
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特性 |
化学式 |
C6H6 |
モル質量 |
78.1 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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