マウォポルスカ南部の木造聖堂群
ウィキペディア フリーな encyclopedia
マウォポルスカ南部の木造聖堂群(マウォポルスカなんぶのもくぞうせいどうぐん、ポーランド語:Drewniane kościoły południowej Małopolski)は、マウォポルスカ(Małopolskie, 小ポーランド)地方南部にあるポーランドの世界遺産である。ビナロヴァ(英語版)、ブリズネ(英語版)、デンブノ(英語版)、ハチュフ(英語版)、リプニツァ・ムロヴァナ(英語版)、センコヴァ(英語版)などの各村に残っている木造聖堂が登録対象である[1]。
概要 マウォポルスカ南部の木造聖堂群(ポーランド), 英名 ...
| |||
---|---|---|---|
デンブノの大天使ミカエル聖堂 | |||
英名 | Wooden Churches of Southern Małopolska | ||
仏名 | Églises en bois du sud de Małopolska | ||
面積 |
15 ha 緩衝地域 413 ha | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (3), (4) | ||
登録年 | 2003年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
使用方法・表示 |
閉じる
中世後期に起源を持つこの地方の木造聖堂の様式は、ゴシック様式の装飾や色とりどりの細部で始まったが、木造であることから、石やレンガで出来たゴシック建築とは、構造も全体像も印象も大きく異なっている。より後の時代に建設された木造聖堂には、ロココ様式やバロック様式の装飾的影響を示しているものもある。これらの聖堂の形態は、この地方での東方典礼カトリック教会や正教会の存在に深く影響されている。いくつかの聖堂は上から見たときにギリシャ十字を形作っており、たまねぎドームを備えているが、最も興味深いのは、それらの特色が引き伸ばされた身廊や尖塔とともにローマ・カトリックの様式と組み合わさっていることである。