メガCDのゲームタイトル一覧
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メガCDのゲームタイトル一覧(メガCDのゲームタイトルいちらん)ではセガが発売したメガドライブの周辺機器であるメガCD[注 1]対応のゲームソフトとして全世界で発売されたライセンスタイトルを発売年順に、および発売されなかったタイトル、非ライセンスタイトルを列記する。
メガCDは1991年12月12日に日本で発売された[1]のち、北米で1992年11月1日[2]に、欧州では1993年4月[3]にそれぞれ発売された。
この機器にはCPUが内蔵されており[4]、メガドライブ本体に取り付けることで性能を向上させることができるほか、後述する専用のCD-ROMソフトだけでなく、音楽CDやCD+Gを再生することができる[1][注 2]。これにより1992年発売の『LUNAR ザ・シルバースター』[6]や1994年発売の『ぽっぷるメイル』[7]のようにサウンドならびに声優によるキャラクターボイスを用いたアニメーションを目玉とする作品[注 3]や、1993年発売の『シルフィード』や1994年発売の『スターブレード』のように、ポリゴンによる3DCGを用いた作品[1]、1992年発売の『ナイトトラップ』のように実写映像を用いた作品が登場した[10][11]。
その一方で、発売されたゲームタイトルの大半は、ムービーを重視するあまりインタラクティブ性をおろそかにした作品[12][注 4]や、既存のメガドライブ用ソフトに追加要素を付与した程度のソフトが占めており[15][16][注 5]、肝心のムービーも、未熟な動画圧縮技術や、メガドライブ本体のカラーパレットの限界によって十分に魅力を引き出せなかった[18]と指摘する者もいる。
また、前述の『ナイトトラップ』は暴力的な内容からマスコミを中心に論争を呼び、セガの北米法人が自主レーティングであるビデオゲーム・レイティング協議会(英語版)の導入を表明したが[19]、論争はさらに広がり、ビデオゲームに関する1993年のアメリカ合衆国上院公聴会(英語版)が開かれ、最終的にはエンターテインメントソフトウェアレイティング委員会の設立へとつながった[11][20]。
日本におけるメガCDの新規タイトルは1996年2月23日発売の『シャドウラン』が最後となった[14]。また、北米においては1995年11月発売の『デモリションマン(英語版)』が最後となった[21]。いずれもカートリッジ[注 6]よりも早い終焉を迎えた。
プラットフォームとしての展開終了後は、前述のCPUをはじめとする独自の方法で機能を強化したことがソフトを他機種に移植する際の障壁となり、2022年にプラグ&プレイ型ゲーム機のメガドライブ ミニ2でメガCD用ソフトの収録が発表されるまで、移植事例は少なかった[4][注 7][注 8]。