主の兄弟ヤコブ(しゅのきょうだいヤコブ)(? - 62年)は、ナザレのイエスの異母兄または従兄あるいは実弟とされる人物である。日本ハリストス正教会では主の兄弟イヤコフと呼ぶ。義人ヤコブ(ぎじんヤコブ)とも呼ばれる。聖人の概念を持つ全ての教派で、聖人として崇敬されている。4世紀の歴史家エピファニウスによれば、イエス昇天後にエルサレムで活動した弟子たちの教団であるエルサレム教会の初代教会長を、紀元38年から、石打ちの刑で殺された紀元62年まで、24年間つとめたとされる。英語表記ではジェームズ (James)である。