ユーロビジョン・ソング・コンテスト2019
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ユーロビジョン・ソング・コンテスト2019こと第64回ユーロビジョン・ソング・コンテスト(英語:Eurovision Song Contest 2019、フランス語:Concours Eurovision de la chanson 2019)は、2019年5月にイスラエルのテルアビブ開催された。ポルトガルのリスボンで開催された前年の大会でイスラエル代表のネッタが優勝したことにより、イスラエルが大会の主催を獲得した。イスラエルで大会が開催されたのは1979年および1999年大会に続いて3回目のことであるが、エルサレム以外で開催されたのは初めてのことであった。エキスポ・テルアビブ(Expo Tel Aviv)を会場とし、準決勝は5月14日と16日に、決勝は5月18日に行われた。今大会には、前回大会に出場したブルガリアとウクライナを除く41か国が参加した。ブルガリアは代表団のメンバーが他のプロジェクトに関わることになったため、またウクライナは出場予定であったものの国内予選にまつわる論争が原因で出場を辞退した。
ユーロビジョン・ソング・コンテスト2019 Dare to Dream | |
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日程 | |
準決勝1 | 2019年5月14日 (2019-05-14) |
準決勝2 | 2019年5月16日 (2019-05-16) |
決勝 | 2019年5月18日 (2019-05-18) |
主催者 | |
会場 | イスラエル・テルアビブ、Expo Tel Aviv |
司会 | |
演出 |
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総監督 | ユン・ウラ・サン(英語版) |
製作総指揮 | Zivit Davidovich[1] |
主催放送局 | Israeli Public Broadcasting Corporation (IPBC) |
開会演技 |
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幕間演技 |
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参加者 | |
参加国数 | 41 |
撤退 | ブルガリア ウクライナ |
参加国
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投票 | |
投票方式 | 各国が出場者に対して、1点~8点、10点、12点を2回投票する。1つは審査員票、もう1つは視聴者票である。 |
優勝曲 | オランダ ダンカン・ローレンス「Arcade」 |
ユーロビジョン・ソング・コンテスト | |
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この大会の優勝者は"Arcade"を歌ったオランダ代表のダンカン・ローレンスで、オランダが優勝したのは1957年、1959年、1969年、1975年に続いて5回目のことである。また、2016年と同じく、優勝国は審査員票では3位(1位は北マケドニア)、視聴者票では2位(1位はノルウェー)と、いずれにおいてもトップにはならなかったものの、合計点により優勝となった。上位5位までにはイタリア、ロシア、スイス、スウェーデンが入賞した。北マケドニアは7位(1998年の初参加以来10位以内に入賞したのは初めてのことである)、サンマリノは19位と、両国は2019年時点での最高の順位となった。イスラエルは決勝で23位となったが、開催国が下から数えて5位以下となったのは2015年以来のことである。
本大会では投票に誤りがあり、ベラルーシの審査員票が放送の3日後に修正された。審査員票と視聴者票の合計点による上位4か国の順位には影響しなかったものの、放送時にはスウェーデンが審査員票で1位だと発表されたが、実際には北マケドニアが1位であったことが判明した[2]。また、下位の順位にも若干の変化が生じた。
欧州放送連合によると視聴者数は1億8200万人であった。前回大会より400万人減少したものの、15~24歳の世代では2%の増加が見られた[3][4]。