ルフィジ川
タンザニアを流れる川 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ルフィジ川(ルフィジがわ、Rufiji River)はタンザニアを流れる川。キロンベロ川(英語版)とルウェグ川(スワヒリ語版)とが合流しルフィジ川となる。タンザニア南西部の水源からインド洋の河口までの長さはおよそ600km。河口はマフィア島との間のマフィア海峡(英語版)にある。大きな支流としてグレートルアハ川(英語版)がある。およそ100kmは航行可能である。河口部のデルタには東アフリカ最大のマングローブ林があり[1]、2004年にマフィア島とキルワ島と共にラムサール条約登録地となり[2]、2023年に一帯はユネスコの生物圏保護区に指定された[3]。
古代ギリシャやローマでAzaniaと呼ばれ、『エリュトゥラー海案内記』に描かれている、東アフリカ沿岸に沿った古代の海上交通路[4]の南端でラプタと呼ばれる場所はおそらくルフィジ川デルタにあった[5]。
第一次世界大戦中、ドイツの巡洋艦ケーニヒスベルクがデルタ内に潜み、それを無力化しようとするイギリス軍との間で戦闘があった。
詳細は「ルフィジデルタの戦い(英語版)」を参照
ルフィジ川水系の流域面積は177,429平方キロメートルである[6]。