一貫性 (単位系)
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一貫性(いっかんせい、英語: coherence)とは、計量学の分野において計量単位相互の関係が整合的かつ単純であることを指す用語である。 計量学に関する国際的な用語について書かれた国際文書(JCGM 200:2012)において、一貫性のある組立単位(英: coherent derived unit、仏: unité dérivée cohérente)と一貫性のある単位系(英: coherent system of units、仏: système cohérent d'unités)の用語が挙げられている。
一貫性は、英語で一貫性を表す名詞 coherence、ないしは一貫性を表す形容詞 coherent の訳語である。波動について「コヒーレンス」という場合は、波の振幅・位相の揃い具合を意味する。いずれも整合的な状態、首尾一貫している状態が「コヒーレント」な状態である。
単位についていうときは、システィマティックかつ整合的で単純な、単位の組み合わせ方を「コヒーレント」であるという。一貫性は日本語の文脈でも「コヒーレント」とすることがある[1]。