亜寒帯気候
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この項目では、最寒月平均気温-3℃未満で、最暖月平均気温10℃以上かつ月平均気温10℃以上の月が3カ月以下の気候について説明しています。最寒月平均気温-3℃未満かつ、最暖月平均気温10℃以上の気候全体については「亜寒帯」をご覧ください。 |
亜寒帯気候(あかんたいきこう、Subarctic climate)とは、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで、亜寒帯(冷帯)に属する。元々ケッペンの気候区分には無かった気候区で、トレワーサが後になって修正した気候区分において考え出された気候区である。記号はDc(Dfc,Dwc,Dscを含む)およびDd(Dfd,Dwd,Dsdを含む)。針葉樹林気候(しんようじゅりんきこう)、北半球にしか分布しないため亜北極気候(あほっきょくきこう)と呼ぶこともある。なお亜寒帯は冷帯の別名であり、亜寒帯気候とは異なる。夏の間だけある程度の気温になることを除いては寒帯(特にツンドラ)と似ている気候というニュアンスから亜寒帯気候と呼ぶことがあり、植生を考慮して針葉樹林気候またはタイガ気候と呼ぶ方が適切ともいえる。