京都府
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京都府(きょうとふ)は、日本の近畿地方に位置する府。府庁所在地は京都市。
この項目では、都道府県としての京都府について説明しています。京都府の行政機関については「京都府庁」をご覧ください。 |
きょうとふ 京都府 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
団体コード | 26000-2 | ||||
ISO 3166-2:JP | JP-26 | ||||
面積 |
4,612.21km2 | ||||
総人口 |
2,531,038人[編集] (推計人口、2024年2月1日) | ||||
人口密度 | 549人/km2 | ||||
隣接都道府県 |
福井県 三重県 滋賀県 大阪府 兵庫県 奈良県 | ||||
府の木 | 北山杉 | ||||
府の花 | しだれ桜、嵯峨ぎく、ナデシコ | ||||
府の鳥 | オオミズナギドリ[1] | ||||
府の歌 | 京都府の歌(1984年制定) | ||||
京都府庁 | |||||
知事 | 西脇隆俊 | ||||
法人番号 | 2000020260002 | ||||
所在地 |
〒602-8570 京都府京都市上京区下立売通新町西入藪の内町85番地3 北緯35度01分16秒 東経135度45分20秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
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ウィキポータル | 日本の都道府県/京都府 | ||||
ウィキプロジェクト |
令制国でいう山城国の全域、丹波国の東部および丹後国の全域を府域とする。恭仁京(木津川市)や長岡京(向日市・長岡京市・京都市西京区)、平安京(京都市)など、日本の首都が置かれていた歴史がある。また、現在でも京都市と共に双京構想政策を掲げている。 2023年文化庁の誘致に成功。これは中央省庁としては明治以来初めての東京以外への移転となった。
広袤
国土地理院地理情報 によると、京都府の東西南北それぞれの端は以下の位置となっている。
北端 北緯35度46分45秒 東経135度13分25秒 ↑ | ||
西端 北緯35度35分19秒 東経134度51分13秒← | 京都府庁舎所在地 北緯35度01分17秒 東経135度45分20秒 | 東端 →北緯34度44分19秒 東経136度03分20秒 |
↓ 南端 北緯34度42分21秒 東経135度51分04秒 | ||
日本の本州の中央付近、近畿地方に位置し、福井県、滋賀県、三重県、奈良県、兵庫県、大阪府の各府県と隣接し、北部は日本海に面する。北西から南東方向に長さ約140kmの細長い形状をしている。
地形
北部の丹後半島と舞鶴湾、若狭湾で日本海に面する。北部に丹後山地、福知山盆地、中央部に丹波高地、亀岡盆地、南部に京都盆地があり、標高1,000m以下の低山地帯を形成している。府の面積の75%以上が山地・丘陵地である。
山岳
- 主な山地
河川
- 主な河川
海岸
- 半島
- 湾岸
島嶼
- 主な島嶼
気候
府北部は日本海側気候、府南部の宇治市より南は瀬戸内海式気候である。それに併せて、舞鶴・綾部及び丹後は海洋性気候、それ以外は内陸性気候を示す。また、府北部を中心に豪雪地帯が広がる。北部山間部は有数の豪雪地帯であり[2]、上世屋、木子では積雪が2mを超えることは珍しい事ではない[3]。
平年値 (月単位) |
丹後 | 舞鶴・綾部 | 福知山 | 南丹・京丹波 | 京都・亀岡 | 山城北部 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京丹後市 | 宮津 | 舞鶴 | 綾部市 | 福知山市 | 南丹市 美山 |
京丹波町 | 京都市 | 長岡京 | 京田辺 | ||||||||
間人 | 峰山 | 岡町 | 故屋岡 | 荒河 | 三岳 | 三和 | 本庄 | 須知 | 西ノ京 | 京北 | |||||||
平均 気温 (°C) |
最暖月 | 26.3 (8月) | 26.4 (8月) |
26.5 (8月) | 26.4 (8月) | 24.9 (8月) | 27.8 (8月) | 26.6 (8月) | |||||||||
最寒月 | 4.8 (2月) | 3.5 (2月) |
3.4 (1,2月) | 2.0 (1月) | 1.7 (1,2月) | 4.0 (1月) | 3.7 (1月) | ||||||||||
降水量 (mm) |
最多月 | 213.3 (12月) | 213.5 (1月) | 213.5 (9月) |
229.8 (9月) | 198.9 (9月) | 227.9 (9月) |
200.9 (9月) | 196.4 (7月) | 225.0 (9月) |
215.4 (6月) | 197.6 (7月) | 198.6 (7月) |
229.9 (6月) | 204.0 (7月) | 249.9 (6月) |
221.2 (6月) |
最少月 | 101.8 (4月) | 100.7 (4月) | 108.3 (4月) |
115.3 (4月) | 69.7 (12月) | 119.9 (4月) |
62.7 (12月) | 98.2 (11月) | 68.5 (12月) |
103.6 (12月) | 83.3 (12月) | 55.1 (12月) |
41.7 (12月) | 73.9 (12月) | 36.7 (12月) |
40.1 (12月) | |
降水 日数 (日) |
最多月 | 22.4 (1月) | 22.2 (1月) | 19.4 (1月) |
17.9 (1月) | 15.9 (1月) | 20.2 (1月) |
14.8 (1、2月) | 18.2 (1月) | 14.8 (3月) |
17.9 (1月) | 16.0 (1月) | 13.6 (3月) |
11.9 (6月) | 15.3 (2月) | 12.0 (6月) |
12.4 (6月) |
最少月 | 8.3 (8月) | 9.0 (8月) | 9.0 (8月) |
8.8 (8月) | 7.2 (8月) | 9.4 (8月) |
9.0 (8月) | 9.4 (8月) | 8.2 (8月) |
8.9 (8月) | 9.0 (8月) | 7.7 (8月) |
6.1 (11、12月) | 8.8 (8月) | 5.9 (12月) |
6.0 (12月) |
猛暑日 | 真夏日 | 夏日 | 熱帯夜 | 冬日 | 真冬日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
間人 | 2.2 | 34.2 | 93.6 | 16.6 | 11.3 | 0.1 |
宮津 | 5.9 | 46.9 | 112.8 | 4.9 | 41.2 | 0.3 |
舞鶴 | 6.5 | 52.6 | 116.8 | 6.3 | 40.9 | 0.2 |
福知山 | 10.7 | 60.1 | 125.1 | 4.7 | 58.1 | 0.2 |
美山 | 3.5 | 47.4 | 109.9 | 0.6 | 80.9 | 0.6 |
園部 | 10.5 | 64.5 | 131.3 | 0.5 | 79.4 | 0.0 |
京都 | 15.4 | 71.3 | 136.8 | 20.7 | 22.9 | 0.0 |
京田辺 | 9.1 | 67.5 | 132.8 | 3.1 | 62.8 | 0.0 |
地域
都市圏
都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷
1980年 | 1990年 | 2000年 | 2010年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|
京都 都市圏 236万1205人 |
京都 都市圏 248万5352人 |
京都 都市圏 258万3304人 |
京都 都市圏 267万9094人 |
京都 都市圏 280万1044人 |
舞鶴 都市圏 10万9383人 |
舞鶴 都市圏 10万8684人 |
舞鶴 都市圏 10万6154人 |
舞鶴 都市圏 9万9745人 |
舞鶴 都市圏 9万4586人 |
福知山 都市圏 9万1433人 |
福知山 都市圏 9万2775人 |
福知山 都市圏 13万6096人 |
福知山 都市圏 11万5488人 |
福知山 都市圏 11万2756人 |
綾部 都市圏 4万2544人 |
綾部 都市圏 4万0582人 | |||
宮津 都市圏 2万8881人 |
宮津 都市圏 3万3400人 |
- | - | - |
- 他の都市雇用圏に包含された都市雇用圏は灰色、都市雇用圏が成立していない場合は、灰色かつ「-」で示す。
- 京都都市圏は、府外の地域を含むため人口は京都府より多い。自治体の連携プラットフォームである京都都市圏自治体ネットワーク会議に参加する30市町の人口は約379万人。
地域圏
京都府には、以下の15市6郡10町1村がある。町の読み方はすべて「ちょう」。村は南山城村の1村のみで「むら」と読む。
府庁によって、丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域の5つの地域圏に分けられている。保健所と土木事務所の管轄は、丹後、中丹東、中丹西、南丹、京都市、乙訓、山城北、山城南に分けられる。観光地域としては海の京都、森の京都、京都市、竹の里・乙訓、お茶の京都に分けられる[5]。
南北問題
府庁所在地である京都市への人口集中率が約56%と、東京都(旧東京府)以外の道府県では第1位である(※東京都を含めた場合は、東京都特別区(旧東京市)が第1位で、2/3に当たる)。
京都府は南北に細長く、内陸側に位置し京都盆地を中心とする南部(京都・山城・南丹地域)と、日本海に面している北部(中丹地域・丹後地域)との格差が大きい。
南部(山城国)は畿内に当たり、滋賀県南部や阪神、奈良県北部との交流が深い。一方で、北部(舞鶴市、福知山市、宮津市など)は北近畿(山陰道)とも呼ばれ、兵庫県北部(但馬国)や福井県嶺南(若狭国)との交流が深い。
第二次世界大戦後の経済成長において、畿内の一角に当たる山城はいち早く発展したのに対し、北部は取り残されていった。
近年では丹波にも工業団地が造成され、畿内(大阪市)から丹後(舞鶴市)を経て北陸(敦賀市)を結ぶ舞鶴若狭自動車道や京都縦貫自動車道の建設や山陰本線複線電化工事が施工されるなど、南北格差の是正が図られている。また、丹波国域も1965年ごろから亀岡市及び旧園部町、旧八木町など南丹地区は京都市や大阪府との結びつきが強くなり、行政では京都府を南北のみで区分する場合は、船井郡以南を南部とする(ただし、行政では亀岡市及び南丹市、船井郡京丹波町を中部と区分する場合が多い)。
現在の人口は約260万人だが、そのうちの140万人以上は京都市に集中しており、他地域の人口は少ない。都道府県内最大人口の自治体が総人口の50%以上を占めている都道府県は他に存在しない(東京23区を1つの自治体として仮定した場合を除く)。
増加
5.0 - 7.4 %
2.5 - 4.9 %
0.0 - 2.4 % |
減少
0.0 - 2.4 %
2.5 - 4.9 %
5.0 - 7.4 %
7.5 - 9.9 %
10.0 % 以上 |
京都府と全国の年齢別人口分布(2005年) | 京都府の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 京都府
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | ||
京都府の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
市町村
- 京都府内 市町村別人口ランキング
- 人口は2024年2月1日時点の推計人口。
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市町村合併
- 合併協議を行っていた市町村
- 宇治市・城陽市・京田辺市・八幡市・久御山町・井手町・宇治田原町 - 合併協議会は2003年1月に解散。
- 山城町・木津町・加茂町・笠置町・和束町・精華町・南山城村 - 合併協議会は2003年2月に解散。
- 宮津市・加悦町・岩滝町・伊根町・野田川町 → 意見の合意を見ず、2006年2月、合併協議会は解散。
- 宮津市・伊根町 → 伊根町における住民投票で反対多数、2006年3月、合併協議会は解散。
- 宇治市・城陽市・宇治田原町・井手町 → 意見の合意を見ず、2007年8月、合併協議会は解散。
- 向日市・長岡京市・大山崎町 - 京都南部地域行政改革推進会議乙訓地域分科会は2019年9月に解散。
江戸時代に置かれた藩
山城国に幕府直轄地の拠点として置かれた二条城の他に淀藩、丹波国には亀山藩(亀岡藩)、福知山藩、園部藩、綾部藩、山家藩、丹後国には田辺藩、峰山藩、宮津藩があった。
首都に関する議論
首都は一国の中心となる都市のことを指し、行政府の所在する都市と認識されている。行政府が東京へ移転した明治2年(1869年)をもって首都は移転したと認識されている。しかし、当時の行幸時に複都制と勅令が出ていること、2021年(令和3年)現在において天皇の玉座である「高御座」は京都御所に常設されていること、日本の首都を直接定めた法令が存在しないことなどから、現在も京都府が日本の首都であるという主張がある。府の公式では双京構想を掲げ、文化庁設置をきっかけに文化の都を標ぼうしている[6]。
古代
- 弥生時代
- 古墳時代
- 飛鳥時代
- 継体天皇5年(511年?)継体天皇が筒城宮(現在の京田辺市多々羅?)へ遷都
- 継体天皇12年(518年?) 継体天皇が乙訓宮(現在の長岡京市今里?)へ遷都
- 推古天皇11年(603年) このころ広隆寺(蜂岡寺)開創
- 天武天皇7年(678年) このころ上賀茂神社成立
- 奈良時代
- 平安時代
中世
- 平安時代
- 貞観8年(866年) 応天門の変
- 貞観11年(869年) 疫病猖獗につき牛頭天王(現八坂神社)の御霊会催行。安和3年/天禄元年(970年)より毎年催行、祇園祭となる。
- 保元元年(1156年) 保元の乱
- 平治元年12月9日(1160年1月19日) 平治の乱。これ以降平清盛が台頭し、やがて政権掌握。
- 治承4年6月2日(1180年6月26日)、天皇の福原行幸。11月23日(12月11日)に還幸。
- 治承7年/寿永2年(1183年) 源義仲入京、平家逃亡
- 鎌倉時代
- 南北朝時代
- 室町時代
- 戦国時代
近世
- 安土桃山時代
- 永禄11年(1568年) 織田信長が上洛
- 元亀4年(1573年) 室町幕府が滅亡
- 天正7年(1579年) 明智光秀が丹波国を平定。前年の亀山城(現亀岡市)に続き、福智山城(後の福知山城)を現福知山市に築城する。
- 天正10年(1582年) 本能寺の変。山崎の戦い。
- 天正13年(1585年) 豊臣秀吉、関白に叙任
- 天正14年(1586年) 豊臣秀吉、聚楽第造営。御土居を造築するなど、京都の大改造を行う
- 天正20年(1592年) 豊臣秀吉、伏見城(指月城)築城
- 文禄5年/慶長元年(1596年) 慶長大地震(実際は文禄年間)、伏見城全壊するもすぐさま再建(木幡山城)
- 慶長3年1598年 豊臣秀吉、伏見城にて没。秀頼大坂城へ移る。
- 慶長5年(1600年) 伏見城、関ヶ原の戦いの際に西軍の攻撃を受けて焼失。京都所司代設置。
- 慶長6年(1601年) 伏見城、徳川家康により再建。
- 慶長8年(1603年) 二条城竣功。家康、伏見城にて将軍宣下を受ける。
- 江戸時代
近代
- 明治時代
- 明治元年/慶応4年1月3日 - 6日(1868年1月27日 - 30日)) 鳥羽・伏見の戦い。京都市中取締役所が京都裁判所と改称。京都裁判所が京都府と改称。発足時の領域は山城国のうち藩領を除く地域(愛宕郡90村、葛野郡83村、乙訓郡52村、宇治郡43村、紀伊郡のうち33村、久世郡のうち19村、綴喜郡のうち43村、相楽郡のうち58村。ただし相楽郡の小泉藩領1村を含む)および摂津国島上郡1村(寺社領)。天皇の東京行幸。
- 明治2年(1869年) 天皇の東京再幸
- 明治4年(1871年) 廃藩置県。第1次府県統合で山城・丹波6県が新たな京都府、丹波・丹後・但馬11県が豊岡県となる。京都府は従来の山城国域に加え丹波国域の桑田郡、船井郡、何鹿郡を併合。
- 1876年(明治9年) 第2次府県統合で豊岡県廃止。京都府に丹後5郡と丹波国域の天田郡を併合。現在の京都府域がほぼ画定。
- 1877年(明治10年) 明治天皇が京都御所の保存を指示
- 1889年(明治22年) 京都市が発足。1898年までは府知事が市長を兼任した(市制特例)。東舞鶴に海軍第四鎮守府(舞鶴鎮守府)が設置された。
- 1890年(明治23年) 琵琶湖疏水(第1期)竣功
- 1892年(明治25年) 綾部で大本(大本教)が創始された。
- 1894年(明治27年) 建都1100年祭挙行
- 1895年(明治28年) 琵琶湖疏水蹴上発電所の電気により日本初の電車(京都電気鉄道)運行。平安神宮開創。時代祭始まる。
- 1897年(明治30年) 京都帝室博物館と京都帝国大学が設立された
- 1898年(明治31年) 市制特例(京都府知事による京都市長兼務)終了
- 1907年(明治40年) 深草に第16師団新設(以前から第4師団)
- 昭和
現代
- 昭和
- 1945年(昭和20年) アメリカ第6軍(クルーガー大将)が司令部設置
- 1946年(昭和21年) 米陸軍第1軍団司令部を設置
- 1950年(昭和25年) 京都府知事選で蜷川虎三当選、革新府政( - 1978年)
- 1956年(昭和31年) 地方財政再建促進特別措置法による「財政再建団体」に指定される
- 1957年(昭和32年) 陸上自衛隊大久保駐屯地を設置
- 1964年(昭和39年) 東海道新幹線開業
- 1966年(昭和41年) 京都国際会議場(後に「国立京都国際会館」に改称)開館
- 1972年(昭和47年) 向日市、長岡京市発足
- 平成
府政
歴代知事(公選)
- 初代 木村惇(1947年4月12日 - 1950年4月2日、1期)
- 2代 蜷川虎三(1950年4月20日 - 1978年4月15日、7期)
- 3代 林田悠紀夫(1978年4月16日 - 1986年4月15日、2期)
- 4代 荒巻禎一(1986年4月16日 - 2002年4月15日、4期)
- 5代 山田啓二(2002年4月16日 - 2018年4月15日、4期)
- 6代 西脇隆俊(2018年4月16日 - 在任中、1期目)
広域振興局
南北に長い京都府では従来、京都市を除く12の地域に地方振興局を設置し、地域にあった振興策を策定していたが、社会情勢の大きな変化により、2004年(平成16年)5月に地域の中核都市(宇治・亀岡・舞鶴・京丹後)に地方振興局を集約、4の広域振興局体制に再編した。また今までの権限を強化するとともに、特定非営利活動法人(NPO法人)の認証や大規模小売店舗の届出確認など府から新たな権限を委譲するなど機能強化が図られている。
財政
歳入は約7割が府税、地方交付税などの一般財源となっている。歳出は人件費などの義務的経費が約4割を占め、社会保障に由来する補助費と公債費の割合が増加傾向にある[9]。
国政
衆議院の小選挙区が6。参議院では、全府で1区を構成している。
国会の「代理戦争」が、京都府議会に持ち込まれることが度々ある。このため、地方政治の分野で「京都」と呼んだ場合、京都市ではなく、京都府を指すことも多い。蜷川虎三のいわゆる「革新自治体」も、京都市ではなく、京都府であった。
平成時代の京都府出身の有力国会議員では、野中広務(旧園部町出身)や前原誠司(京都市出身)、谷垣禎一(福知山市出身)などがいる。党派では、野中・谷垣は利益分配路線で「旧来の地域ボス型」、前原は新自由主義路線で「新来の若手ネオコン型」に当たると言われている。しかし、野中広務は中央政界を引退しその影響力は低下、逆に谷垣禎一が「麻垣康三」の一人になるなど総理大臣を狙う存在に浮上していた。
年度 | 万円 |
---|---|
1975 | 126.2 |
1980 | 205.7 |
1985 | 264.9 |
1990 | 342.9 |
1995 | 369.7 |
2000 | 382.6 |
2005 | 379.0 |
2010 | 369.0 |
2015 | 396.3 |
2018年度の府内総生産(名目)は10兆6655億円である。構成比は製造業が最も大きく、不動産業、卸売・小売業、保健衛生・社会事業が続く。本社を置く企業については「Category:京都府の企業」を参照。大阪府・奈良県と接する南部では関西文化学術研究都市の整備が進められている。
第一次産業
農業
林業
水産業
- また全国では珍しいトリガイの養殖が行われている。
第二次産業
工業
- 製造業の企業が比較的多い[13]。
第三次産業
観光業
貿易業
金融機関
京都府の指定金融機関は京都銀行である。府下の大半の市町村も京都銀行を指定金融機関としているが、歴史的な経緯などから、京都市は三菱UFJ銀行(指定金融機関#三菱UFJ銀行の選別と撤退を参照)を、木津川市は南都銀行を指定金融機関としている。
信用金庫
サービス業と中小・零細企業が多く、銀行が手を出しづらい顧客層を信用金庫が育ててきた「信金王国」となっている[14]。