公同書簡
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公同書簡(こうどうしょかん、英: Catholic Epistles, General Epistles)とは、公会書簡とも訳され、新約聖書中の
の7書を指していう。新約聖書に収められた書簡のうちパウロ書簡と伝統的にパウロに帰せられた『ヘブライ人への手紙』を除いたものである。これらは、初代教会の実情を知る上での重要な資料を提供している。
公同書簡という概念は新約文書の正典化が進んだ古代末期に成立した。文書自体は伝承では1世紀末までに成立したとされるが、現代の高等批評の研究では2世紀半ばから末に成立したものも含むと考えられている。個々の文書についてはそれぞれの項目を参照。