利用者:加藤勝憲/磁気ディスクヘッド
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磁気ディスクヘッドは、ディスク(円盤)状のプラッタの上を移動し、プラッタの磁界を電流に変換する(ディスクを読み取る)か、逆に電流を磁界に変換する(ディスクに書き込む)機能を持った小さな部品である[1]。この数年、ヘッドは幾度も変遷を遂げてきた。
ハードディスク・ドライブでは、ヘッドがディスク表面上をわずか3ナノメートルの隙間を保って浮上する。より高いデータ記録密度を実現するため、技術の世代が新しくなるごとにヘッドの高さは低くなっている。ヘッドの浮上する高さは、スライダーのディスク面にエッチングされたエア・ベアリングの設計によって制御される。エアベアリングの役割は、ヘッドがディスク表面上を移動する際、浮上する高さを一定に保つことである。エアベアリングは、プラッターの中心からのヘッドの距離によって速度が異なるにもかかわらず、プラッター面全体で同じ高さを維持するように注意深く設計されている[2]。もし、ヘッドがディスクの表面にぶつかるようなことがあると、ヘッドクラッシュを起こす可能性がある。