四大家魚
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四大家魚(よんだいかぎょ)は、中華人民共和国において最も親しまれている4種の食用魚で、アオウオ・ソウギョ・ハクレン・コクレンの指す言葉である。
食性が違う4種類の魚たちの総称であるが4種ともいずれもコイ目コイ科に属し、あわせてこれら4種を同じ1つの池で飼育する、食物連鎖を巧みに利用した養魚システムそのものも意味する。これは、古来中国で伝承されてきたものである。
家魚(かぎょ)とは家畜に類する言葉で、牛や豚を家畜と呼ぶのと同じ意味。
唐の時代にはソウギョ・アオウオ・コクレン・ハクレンに鯉を加え「五大家魚」としていたが、唐の皇帝の姓が李氏で、鯉の「リ」と同じ発音であることを理由に、捕獲・調理が禁止となり鯉は外されて「四大家魚」となった。