根粒菌ウィキペディア フリーな encyclopedia 根粒菌(こんりゅうきん、英: rhizobia[注 1])はマメ科植物の根に共生し、根粒を形成する細菌である。根粒菌はニトロゲナーゼによって窒素分子を固定してアンモニアを生成、これを植物に供給し、植物からは光合成産物を受け取る共生関係を結んでいる。 1. ダイズ根粒中の根粒菌(バクテロイド、濃色部)はペリバクテロイド膜で包まれている(透過型電子顕微鏡像)。 プロテオバクテリア門に属するグラム陰性菌であるが、系統的には多様であり、リゾビウム属、ブラディリゾビウム属、シノリゾビウム属、メソリゾビウム属など多数の属に分けられている。
根粒菌(こんりゅうきん、英: rhizobia[注 1])はマメ科植物の根に共生し、根粒を形成する細菌である。根粒菌はニトロゲナーゼによって窒素分子を固定してアンモニアを生成、これを植物に供給し、植物からは光合成産物を受け取る共生関係を結んでいる。 1. ダイズ根粒中の根粒菌(バクテロイド、濃色部)はペリバクテロイド膜で包まれている(透過型電子顕微鏡像)。 プロテオバクテリア門に属するグラム陰性菌であるが、系統的には多様であり、リゾビウム属、ブラディリゾビウム属、シノリゾビウム属、メソリゾビウム属など多数の属に分けられている。