第38SS擲弾兵師団
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第38SS擲弾兵師団『ニーベルンゲン』(独: 38. SS-Grenadier-Division „Nibelungen“)は、武装親衛隊の38ある師団の1部隊である。部隊名のニーベルンゲンは、北欧神話におけるドワーフの英雄の血統を表している。師団シンボルもその神話にちなんで羽飾りのついたドワーフの兜となっている。ただし、この部隊シンボルは戦後の創作物であるという説も存在する。
概要 第38SS擲弾兵師団『ニーベルンゲン』 38. SS-Grenadier-Division „Nibelungen“, 創設 ...
第38SS擲弾兵師団『ニーベルンゲン』 38. SS-Grenadier-Division „Nibelungen“ | |
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ドワーフの兜をあしらった第38SS擲弾兵師団の師団章 | |
創設 | 1945年3月 |
廃止 | 1945年5月8日 |
所属政体 | ナチス・ドイツ |
所属組織 | 武装親衛隊 |
部隊編制単位 | 師団 |
兵科 | 擲弾兵 |
人員 | 6,000人 |
愛称 |
ニーベルンゲン (Nibelungen) |
上級単位 |
第13SS軍団 (XIII. SS-Armeekorps) |
担当地域 | 西部戦線 |
主な戦歴 |
第二次世界大戦 クライルスハイムの戦い(de) ニュルンベルクの戦い |
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この部隊は第二次世界大戦の終戦数週間前に急遽、士官候補生学校から編成された部隊である。
俳優のハーディ・クリューガーはアドルフ・ヒトラー・シューレ生徒だった当時、召集されて本師団に配属された。敵兵を撃つことを拒否したため死刑に処されそうになり、その代わりに直属の上官の伝令となったが、二度目の伝令任務の途上で逃亡を果たしている。