第62回カンヌ国際映画祭
ウィキペディア フリーな encyclopedia
第62回カンヌ国際映画祭(だい62かいカンヌこくさいえいがさい)は、2009年5月13日から24日に開催された。
コンペティション部門の審査員長はフランスの女優イザベル・ユペール[1]、オープニング作品はピート・ドクター / ボブ・ピーターソン共同監督の『カールじいさんの空飛ぶ家』で[2]、アニメーション映画および3D映画として初のオープニングプログラムとなった。コンペティション部門では20作品が上映されたが、ほとんどはベテラン監督による作品であった。
会先期間中の19日には、フランスの電力会社EDFのストライキにより、電力供給がストップするという事態も起こった[3]。
日本からは是枝裕和監督の『空気人形』がある視点部門で上映[4]され、日本・アメリカ・韓国合作によるアロン・ウルフォーク監督の『The Harimaya Bridge はりまや橋』がマルシェで上映された。また、コンペティション部門で上映されたギャスパー・ノエ監督の『エンター・ザ・ボイド』、イザベル・コイシェ監督の『ナイト・トーキョー・デイ』も東京で撮影された作品である。また、河瀬直美監督に功労賞である「金の馬車賞」が贈られた。