金紅石
二酸化チタン(TiO2)の結晶のひとつ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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ルチル(英: rutile)とは、二酸化チタン(TiO2)の結晶の1つで、正方晶系の鉱物である。ドイツの鉱物学者、アブラハム・ゴットロープ・ウェルナーによって、光の下で見たとき発生する赤味を帯びた色にもとづいてラテン語の「rutilus」(赤、または赤味を表す)から名づけられた。金紅石(きんこうせき)とも呼ばれる。ルチルは火成岩や変成岩などによく発生する副成分鉱物で、金属含有量が約60%ある。チタンの重要な鉱石鉱物で、チタン単体を取り出すためにも使用される。
概要 ルチル(金紅石), 分類 ...
ルチル(金紅石) | |
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分類 | 酸化鉱物 |
化学式 | TiO2 |
結晶系 | 正方晶系 |
へき開 | 2方向に明瞭 |
モース硬度 | 6 - 6.5 |
光沢 | 金剛光沢 |
色 | 赤褐色、金黄色 |
条痕 | 褐色 |
比重 | 4.2 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
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なお、ルチルと同様の組成式で表される鉱物に、鋭錐石(アナテース)、板チタン石(ブルカイト)、アカオギ石(Akaogiite)がある。