食人木
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食人木(しょくじんぼく、英: Man-eating tree)は、伝説上の植物の一種で、人や大型動物を殺して食い尽くすものである。走り回ったり悲鳴を上げる植物はマンドラゴラなどと呼ばれる。
一般に植物は動物から逃げることもままならず一方的捕食される存在だが、その常識に反し昆虫程度の小動物を捕食する食虫植物の存在は古くから知られていたし、中にはハエジゴクのように相当な運動力をもって獲物を捕食するものもいる。植物自体が陸上動物よりずっと大型になる点からも、ヒトなど大型動物を捕食しうる体躯と力を持ったものが存在するとの発想は当然ともいえる。
現実にはそのような植物の存在は知られていないが、裏づけの取れていない報告は多い[1]。
目下、もっとも巨大で知られている食虫植物であるウツボカズラの一種では、袋が35センチメートルの高さになり、時々小型哺乳類を捕食する[2]。