アルギン酸
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アルギン酸(アルギンさん)は、褐藻などに含まれる多糖類で、食物繊維の一種である。ほかに、紅藻のサンゴモなどにも含まれる。また、一部の細菌(アゾトバクターなど)が部分的に酢酸エステル化されたアルギン酸を生成するが、これによる工業的生産はまだ成功していない。
概要 アルギン酸, 識別情報 ...
アルギン酸 | |
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別称 Alginic acid, E400 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 9005-32-7 |
ChemSpider | NA |
UNII | 8C3Z4148WZ |
EC番号 | 232-680-1 |
E番号 | E400 (増粘剤、安定剤、乳化剤) |
ATC分類 | A02BX13 |
特性 | |
化学式 | (C6H8O6)n |
モル質量 | 10,000 - 600,000 |
外観 | 白ないし淡黄色の固体 |
密度 | 1.601 g/cm3 |
酸解離定数 pKa | 1.5-3.5 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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純粋のアルギン酸は、白ないし淡黄色で、繊維状、顆粒状または粉末状の形態をとる。水に不溶性であるが、アルギン酸ナトリウムなどの可溶性塩(アルギンと総称される)として抽出され、食品添加物その他の目的で利用される。