アンジュー
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この項目では、フランス革命以前の州について説明しています。フランスのワイン産地およびその表示としての用法については「アンジュ (ワイン)」を、その他の用法については「アンジュ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アンジュー(Anjou)は、アンジェを州都としてフランス北西部にあった州の一つで、ほぼ現在のメーヌ=エ=ロワール県に対応する地方である。Anjouの-jou-は厳密には長音節とはならないので、「アンジュ」という表記もありうるが、実際には-jou-が第1音節-an-よりも長い音で発音される傾向があり、また「アンジュ」と表記すると、ange(天使)の日本語表記と混同されるおそれもあるので、「アンジュー」という表記は許容範囲内にあるといえる。主要な葡萄栽培の地方でもある。この地名は、古代ローマ時代にこの地方の住民であったガリア人のアンデカウィ族(Andecavi)に由来する。