クセノフィオフォラ
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クセノフィオフォラ (Xenophyophore)は体長数mmから数十cmの巨大な単細胞の原生動物で、世界中の海洋、特に深海平原に多く見られる。外来物を膠着して作った殻を持つ。
概要 クセノフィオフォラ, 分類 ...
クセノフィオフォラ | ||||||||||||
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分類 | ||||||||||||
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英名 | ||||||||||||
Xenophyophore | ||||||||||||
下位分類 | ||||||||||||
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クセノフィオフォラはその大きさゆえに、1889年に記載された当時は海綿として扱われていた。1907年に海綿から根足虫、有殻アメーバへと移され、現在では原生動物における独自の分類群として認識されている。2003年の分子系統解析に基づく報告によれば、クセノフィオフォラは特殊化した有孔虫の仲間であるとされている。おおよそ2目14属50種が記載されており、直径が20cmに及ぶ巨大種 Syringammina fragillissima などが知られている。