ビザンティン建築
東ローマ帝国の影響下で興った建築様式 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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ビザンティン建築(ビザンティンけんちく、英語: Byzantine Architecture)は、東ローマ帝国(ビザンツ帝国、ビザンティン帝国)の勢力下で興った建築様式である。5、6世紀ころから、コンスタンティノープル(旧称はビュザンティオン)を中心に興った。特色は正方形またはギリシャ十字形の平面、ドーム、金地の華麗なモザイク、大理石の張石などである。日本語ではビザンツ建築と呼ばれる場合もある。
4世紀ごろには帝国の特恵宗教であるキリスト教の儀礼空間を形成し、そのいくつかは大幅な補修を受けているものの、今日においても正教会の聖堂、あるいはイスラム教のモスクとして利用されている。
ローマ建築円熟期の優れた工学・技術を継承し、早い段階で技術的成熟に達するが、その後、東ローマ帝国の国力の衰退と隆盛による影響はあるものの、発展することも急速に衰退することもなく存続した。
キリスト教の布教活動とともに、ブルガリアやセルビアなどの東欧の東ローマ帝国の勢力圏のみならずロシアあるいはアルメニアやジョージアなど西アジアにも浸透していった。その影響力は緩やかなもので、地域の工法・技術と融合しながら独自の様式を発展させた。また、初期のイスラーム建築にも影響を与えている。
「東欧諸国のビザンティン建築」および「ロシア建築」も参照