ルースキー島
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ルースキー島(ルースキーとう、ロシア語: Ру́сский о́стров, Russky Island)は、ロシア沿海地方の南部に位置する島。面積は97.6平方km。
日本海北西部のピョートル大帝湾中央部にあるムラヴィヨフ=アムールスキー半島の南沖に浮かんでおり、半島先端の港湾都市ウラジオストクとは狭い東ボスポラス(東ボスフォルとも)海峡で分かれている。ムラヴィヨフ=アムールスキー半島とルースキー島がピョートル大帝湾を二分しており、西はアムール湾、東はウスリー湾となっている。ポポヴァ島、レイネケ島、リコルダ島などと共にイェフゲニー諸島を構成している。
島は起伏が多く、高さ300m弱の峯が連なっており最高峰ルースキー山は標高291m。海岸は険しい断崖が多い。ルースキー島の中央には、北西から南東に向けて細長いノヴィク湾が入っており、島はほぼ二分されている。かつては対岸のウラジオストク市街との間は渡船で渡らなくてはならなかったが、ルースキー島連絡橋が完成してからウラジオストク市民にとって人気の日帰り観光地となり、2012年のAPEC首脳会議がロシアで開催された際はルースキー島が会場になり、リゾート開発も進みつつある。