倒回谷の戦い
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倒回谷の戦い(とうかいこくのたたかい)は、倒回谷(現在の陝西省西安市藍田県)で行われたモンゴル帝国と金朝との間の戦闘。戦場の地名は史料によって倒迴谷、扇車回とも表記される。
「倒回谷の戦い」は1230年(庚寅/正大7年/太宗2年)末から1231年(辛卯/正大8年/太宗3年)初頭にかけてモンゴル軍と金軍との間で潼関を巡って行われた諸戦闘の総称であり、1230年11月と1231年1月の二度大規模な戦闘があり、いずれもモンゴル軍が敗退している。この戦いは、大昌原の戦いと並んでモンゴル・金戦争における数少ない金側の勝利として知られている。