山城地区
旧国の山城国のうち京都市を除く地域 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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山城地域(やましろちいき)とは、京都府南部の15市町村を慣用的に表すいわゆる広域地名である[1] [注釈 1] [注釈 2] [注釈 3]この名称は旧国名の山城国に由来すると考えられるが、旧山城国に含まれる京都市域を含まないことが今日では一般的である[4][注釈 4]。
なお、桂川右岸の3市町(いわゆる乙訓地区)を含まず、宇治市以南の12市町村を指す用例もみられるが、その場合には「南山城地域」や「山城地区」と表現されることも多いようである[5][注釈 5][6][注釈 6]。
大阪府、奈良県、滋賀県、三重県に隣接し、関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)をはじめとするニュータウンが開発されて京都や大阪のベッドタウンとして人口が急増してきたが、2010年(平成22年)の70万9千人余をピークに人口は減少しつつある[7]。現在の山城地域の人口は約70万人であり、概ね徳島県に匹敵する[8]。今後の人口動態の見通しは地域内で大きく異なり、学研都市地域では2030年ごろまで人口増加が続く一方、南東部の相楽東部地域(笠置町、和束町、南山城村)では2045年頃までに2015年に比べ3分の1に減少すると予測されている[9][注釈 7] 。
交通アクセスについては、戦前から多くの鉄道路線が存在するほか、やや整備が遅れた道路網についても、1980年代末以降、京滋バイパス、第二京阪道路、京奈和自動車道、新名神高速道路などが開通してきた。
大山崎町などは隣接する大阪府北部(北摂地域)、八幡市や京田辺市西部などは同東部(北河内地域)、木津川市や精華町は隣接する奈良県北部(北和地域)との結びつきが強い。