格子ゲージ理論
ウィキペディア フリーな encyclopedia
格子ゲージ理論(こうしゲージりろん、lattice gauge theory)は、格子上に離散化された時空におけるゲージ理論である。
概要 場の量子論, 背景 ...
場の量子論 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(ファインマン・ダイアグラム) | ||||||||||||||
歴史 | ||||||||||||||
| ||||||||||||||
閉じる
低エネルギー領域での量子色力学はその強結合性のために摂動論的取り扱いができないが、この困難を打開するために生まれたのが格子ゲージ理論である。1974年、クォークの閉じ込めを記述するためにケネス・ウィルソンによって初めて提唱された[1]。1980年にはマイケル・クロイツがモンテカルロ法を用いて格子ゲージ理論による数値計算に成功し[2]、以後、”強い相互作用の第一原理計算”として有効活用されている。
格子上で場の理論を扱う場合は格子場の理論、格子上の場の理論、格子上で量子色力学を扱う場合は格子QCD、格子量子色力学などと呼ばれる。