アブラハム
聖書の登場人物。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信仰する「啓典の民」の始祖。最初の預言者。五大預言者の一人 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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「アブラハム」のその他の用法については「アブラハム (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
アブラム (ヘブライ語 אַבְרָהָם (古: ʾAḇrām, 現: ʾAvram))、または アブラハム(英語 Abraham)、アブラハーム(ギリシア語 Αβραάμ Avraám アブラハム)は、ヘブライ語で多数の父という意味。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を信仰する「啓典の民」の始祖。ノアの洪水後、神による人類救済の出発点として選ばれ祝福された最初の預言者。「信仰の父」とも呼ばれる。
ユダヤ教の教義では全てのユダヤ人の、またイスラム教の教義では、ユダヤ人に加えて全てのアラブ人の系譜上の祖とされ、יהוה(ヤハウェ、ヤーウェなどと発音。日本語聖書では主に「主」と表記。ここでは最大公約数的に神と表記)の祝福も救いもアブラハム契約が前提になっている[1]。イスラム教ではイブラーヒーム(アラビア語: ابراهِيم, Ibrāhīm)と呼ばれ、ノア(ヌーフ)、モーセ(ムーサー)、イエス(イーサー)、ムハンマドと共に五大預言者のうちの一人とされる。キリスト教の正教会においてはアウラアムと称され、聖人に列せられている。