グレナディーン諸島
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グレナディーン諸島(グレナディーンしょとう、Grenadine Islands)は、カリブ海のウィンドワード諸島を構成する諸島。英語ではグレナディーンズ(Grenadines)と呼称されることが多い。平坦な島々で、大部分がサンゴ礁から成っている。政治的にはセントビンセント・グレナディーンとグレナダの2か国に南北で分割されている。
セントビンセント島からグレナダ島まで100キロメートル以上の範囲の中に、600を超える島が点在している。ただし大半の島は農業に向かないため、人が住んでいる島はごくわずかである[1]。観光産業が盛んで、マスティク島やユニオン島などは国際的なジェット族の遊興地として知られているが、特にマスティク島は、ミック・ジャガーやイギリスのマーガレット王女など著名人が建てた別荘があり、よく訪れるという。一部からは独立を求める声がある。
世界遺産の暫定リストに掲載されており、セントビンセント・グレナディーンは2012年6月18日[2]、グレナダは2013年11月18日[3]にそれぞれ自国領のグレナディーン諸島を複合遺産として推薦している。世界遺産の登録に向けて、両政府間の協力も模索されている。
グレナディーン諸島の面積約74平方キロメートルのうち、グレナダ領の面積は約34平方キロメートルで、セントビンセント・グレナディーン領の面積は約45平方キロメートルである。また行政上はセントビンセント・グレナディーンがセント・ジョージ教区およびグレナディーン教区の2行政教区、グレナダはカリアクおよびプティト・マルティニーク属領とセント・パトリック教区に分割されている。