ネイト・シルバー
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ナサニエル・リード・"ネイト"・シルバー(Nathaniel Read "Nate" Silver, 1978年1月13日 - )は、アメリカ合衆国の統計学者。選挙学(英語版)(政治)とセイバーメトリクス(野球)を応用して、将来の結果を予測する。2009年4月にはタイム誌が毎年発表する「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれた[1]。
概要 ネイト・シルバーNate Silver, 生誕 ...
ネイト・シルバー Nate Silver | |
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2009年のサウス・バイ・サウスウエストでのネイト・シルバー | |
生誕 |
(1978-01-13) 1978年1月13日 ミシガン州イーストランシング |
住居 | ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
教育 | 経営学、学士号 |
出身校 |
シカゴ大学 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス |
職業 | 統計学者、ジャーナリスト |
雇用者 | ESPN |
著名な実績 | 野球の成績予測システム「PECOTA」の開発と政治ブログ『ファイブサーティエイト』の創設 |
肩書き | 『ファイブサーティエイト』の編集長 |
受賞 | ウェビー賞(2012年、2013年) |
公式サイト | FiveThirtyEight.com |
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シルバーは主にメジャーリーグベースボール(MLB)に所属するプロ野球選手のパフォーマンスを分析して将来どのような成績を残すかという予測システム「PECOTA」を24歳の時に開発した[2]。その後に2003年から2009年までベースボール・プロスペクタス(英語版)誌上で同システムの予測を担当していた[3]。
2008年合衆国大統領選挙では合衆国50州のうち49州における勝者を正確に予測し、同年の上院選挙(英語版)では35人の勝者全員を正確に予測した[4]。2012年合衆国大統領選挙では全50州とコロンビア特別区における勝者を正確に予測した[5]。
2012年9月27日に出版されたシルバーの著書『The Signal and the Noise』(ISBN 978-1594204111)はAmazon.comの2012年度ノンフィクション部門ベストセラー書籍の一つとなった[6]。同書は日本でも川添節子による翻訳、西内啓の解説でそのままの題名『シグナル・アンド・ノイズ(英語版)』(ISBN 978-4822249809)で出版されている。
しかし、2016年合衆国大統領選挙では事前にヒラリー・クリントンが優勢と予測していたが、ドナルド・トランプが勝利し、予測は外れることとなった。