マスジド・ハラーム
アラビア半島西部のヒジャーズ地方の町 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか マスジド・ハラーム?
この記事を 10 歳向けに要約してください
すべての質問を表示
マスジド・ハラーム(アラビア語: المسجد الحرام, ラテン文字転写: al-Masjid al-Ḥarām)は、メッカにあるカアバ聖殿を取り囲み、包含する形で成立しているモスクである[1]。聖モスク[2]あるいはハラーム・モスク[3]ともいう。英語では「メッカの大モスク」(英: the Grand Mosque of Makkah)とも呼ばれる[4]。
マスジド・ハラームは、イスラーム教徒がなすべき五行のうち、礼拝(サラー)と巡礼(ハッジ)の二行において特別な存在である。日々の礼拝はカアバの方向(キブラ)を向いて行われているが、マスジド・ハラームはカアバを取り囲んで成立しているためキブラがなく、キブラを示すモスクのくぼみ(ミフラーブ)もない。また、一生のうち少なくとも一度は敢行するべきとされる巡礼の際、信徒はマスジド・ハラームの中庭にあるカアバを周回しながら礼拝する。
マスジド・ハラームの中には、カアバ聖殿の他にも、「黒石」「ザムザム」「アブラハムの御立ち処」「サファーとマルワ」といった信仰上重要なものが含まれている[5]。マスジド・ハラームのそばには近年、アブラージュル・ベイトという巨大な(世界で四番目の高さ)ビルが建ったが[6]、建設の際は初期イスラーム時代の遺跡(英語版)が破壊されたため、サウジアラビア政府の行為には批判もある[7]。