日欧文化比較
ルイス・フロイスが日欧の文化の差異をまとめた小冊子 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『日欧文化比較』(にちおうぶんかひかく)は、イエズス会の宣教師ルイス・フロイスが1585年に著した小冊子。日本滞在中にフロイスが得た日本に関する豊富な知見をもとに[1]、日欧の間の文化的な差異を列記したもので「日欧文化相違の凡例集」と評される[2]。日欧の差異を主題として扱った文書としては最古の部類である[3]。
表題は1965年に岩波書店の大航海時代叢書で日本語版(岡田章雄:訳・注)が出版された際の邦題[4]で、ポルトガル語の原典には“Tratado em que se contem muito susintae abreviadamente algumas contradições e diferenças de custumes antre a gente de Europa e esta provincial de Japão”というタイトルが付けられている[5]。岩波版は1991年発行の文庫版では『ヨーロッパ文化と日本文化』と改題された[1][6]。中央公論新社版もあり、こちらは『フロイスの日本覚書』あるいは単に『日本覚書』と呼ばれる[7]。