農耕詩
ウィキペディア フリーな encyclopedia
農耕詩(のうこうし、Georgics [ˈdʒɔːrdʒɪks] ;ラテン語: Georgica[ɡeˈoːrɡɪka] )は、古代ローマの詩人ウェルギリウスによる詩で、紀元前29年に発表された可能性がある[1]。名前が示すように(ギリシャ語のγεωργικά 、geōrgika、すなわち「農業の」)[2]、農業について歌ったものではあるが、のんびりとした牧歌的なものでは決してなく、緊張感のあるものとなっている。
『農耕詩』は、『アエネーイス』に次ぐ彼の代表作とされており、『牧歌』の次に作られた。この詩は、それ以前の作品を多数参考にしており、この詩自身も、後世に多大な影響を与えている[3]。